ワークブック制作の話


ワークブック制作のきっかけは、虹色キャリアの活動でメソッドが磨かれたことです。

制作から公開までの期間に取り組んだことを紹介します。

ここで絵を描いています

理想の空を求めて写真撮影


ワークブックの表紙・裏表紙の絵「さいうん」は、虹色キャリアのキービジュアルです。

2021年に描いたこの絵の制作は、背景として使う空の写真撮影から始まりました。

空模様は刻々と変わるので、いい空に出会ったら即撮影!

空の写真撮影

キーワードは「シンプル」「余白」


ワークブックの表紙・裏表紙用に、けっこう描き込んだ絵も用意していました。

ふと「飽きないシンプルさが必要では?」と思い、原稿を数週間寝かせてチェック。

最終的には、余白を表現するための白地に「さいうん」を配したデザインにしました。

 

本文も、シンプル・余白重視です。

なりたい自分になるための年月日の流れを意識して、ポイントだけが載ったワークを追求しました。

今回初登場の時間軸にもなる罫線ノートは、ワークブックの余白の役割もあります。

寝かせてチェックを繰り返す


作った原稿を、長いときは数週間寝かせてチェックを繰り返しました。

紙とデジタルどちらの原稿も3色のペンでトリプルチェック!

制作を決めてから原稿完成まで約1年かかりました。

ワークのトリプルチェック

試作品で書き味チェック


表紙類のマットコート180kgは、厚みと落ち着いたツヤがあります。

表紙・裏表紙には汚れ予防のために、マットなポリプロピレン(PP)フィルム加工を追加しました。

 

中紙の上質紙70kgは、使い慣れている方も多いはず。

サラッとした手触りと書き心地が魅力的ですよね。

自分の筆記用具で書いてみました

個人的には、マットコート180kgは油性ボールペン(細さ0.38)、上質紙70kgは水性ボールペン(細さ0.38)が合います。

消えるボールペンで書いて消すと、紙が毛羽立つこともなく、次の筆記もスムーズでした。