デートと性犯罪

にじいろ絵日記

デートと性犯罪


こちらのタイトルをご覧になって、びっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。ずっと頭の中にあって書きたいと思っていたのですが、どう言葉にすればいいのかわからず、気が付いたら8年経っていました。

最近、応用心理学のひとつである犯罪心理学に関心があり、入門書からはじまって犯罪白書(法務省が出している白書)などいくつかの文献を読みました。ようやく「こう書いてみよう」が見つかったので、パソコンのキーボードを打っています。

 

先日の絵日記では20代からの婚活』について書きました。

ファッション誌では度々「異性ウケするモテコーデ」「婚活」「結婚」「恋活」特集が組まれていますが、楽しい出会いやデートをするときに気を付けたいこともあります。

性犯罪のデータ


まずは、実態に焦点を当ててみます。私が今開いている平成29年版の犯罪白書(平成29年12月4日発行)に掲載されている性犯罪被害のデータですが、平成28年の強姦の認知件数は989件、被害発生率は1.5%でした。

続いて強制わいせつの認知件数は女性が5,941件、被害発生率は9.1%です。男性の認知件数は247件、被害発生率は0.4%です。

ちなみに被害者と被疑者の関係ですが、強姦は顔見知りの場合が多く49.4%、強制わいせつは面識がない場合が多く71.3%です。

 

※被害発生率は、人口10万人当たりの認知件数(男女別)を言います

※強姦については、女性人口10万人当たりの認知件数です

性教育の授業


性教育について学ぶ時間は保健体育の授業と友達との会話、少女漫画でした。当時、親とそういう話をするのは日本ではオープンでない(むしろタブー)と思っていたので、自分で学ぶことになります。

授業では人体のしくみ、性の目覚め・・・何だか生物の授業に似ていた記憶があります。大人になってその学びは活かされていますか?避妊具を付けるタイミングは?大人の漫画に出てくる避妊しないで妊娠しない「安全日」は本当にあるの・・・?

私の場合は試験に出てくるような生物の知識だけで、全く身に付いていなかったと憤りさえ感じました。

大人になってからの学びと経験で申し上げることは「避妊具は挿入前に付けること。避妊を拒否することはドメスティックバイオレンスのひとつ」「安全日はない」ことです。こちらについては吉川 景都さんが漫画、宋 美玄さんが原案・監修している著書『踊る産科女医』でわかりやすく解説しています。

 

妊娠・出産をしてみてわかったのですが、子どもがいるキャリア(人生)を考えると事前の準備が必要です。仕事やお金のこと・・・けっこう考えることありませんか?

「避妊してほしいと相手に伝えると、ムードを壊してしまわないか心配になる」と伺ったことがあるのですが、例えば結婚したら言わなければならないこと・場面が多く出てきます。

妊娠・出産は自分のキャリア(人生)を大きく左右することです。避妊は相手任せにせず、勇気を出して伝えましょう。

デートレイプドラッグ


先日、伊藤 詩織さんの著書『Black Box(ブラックボックス)』を読みました。ご自身のレイプ被害を中心にまとめられているのですが、そちらで「デートレイプドラッグ」の存在を知りました。ご存知ですか?

よく使われるものとしては病院で処方される睡眠導入剤や精神安定剤で、アルコールと一緒に服薬すると100人に1人の確率で記憶を無くす副作用があるそうです。

 

以前、体験談を伺う機会がありました。知人と一緒にお酒を飲んでいたところ、酔うほどの量・質でないにもかかわらず意識が朦朧として吐き気に襲われ、デートレイプドラッグを入れられた可能性を感じたそうです。

その後無理やりホテルの部屋に誘導されたそうです。必死の抵抗で何とか脱出することができたのですが「殺されるかと思った。無事にホテルから出られるよう、相手を刺激しないようにした」とのことです。

安全にデートを楽しむ


先ほど強姦の被害者と被疑者の関係についてお伝えしましたが、49.4%は顔見知りです。知っている仲だとしても、安全第一でいきましょう。私が考えた対策はこちらです。

 

1.死角になる席を選ばない

誰も見ていない場所は一気に危険度が増します。食事のとき、できればお店の人がいるカウンター席など人から見える場所を選びます。

 

2.飲み物や食べ物に気を付ける

お化粧直しなどで席を立つとき、食べ物は難しいかもしれませんが飲み物は空にしてから行きましょう。お相手より「注文しておくよ」と言われる前に「気になっている飲み物あるから自分で注文するね」などと言って席を立ちます。

 

3.被害にあった可能性がある場合

前述の伊藤 詩織さんの著書によると、強姦事件の場合、主な争点となるのは①行為があったか、②合意があったかだそうです。

万が一被害にあった可能性がある場合は即、病院の救急外来に行きましょう。

 

4.周囲で被害にあった人がいたら

もしも相談を受ける機会があったら、「何で抵抗しなかったの」などと否定せず、話を聴きます。話した人はあなたのことを信頼してのことだと思うので、原則他言無用です。

性犯罪の暗数(何らかの原因で統計にあわられなかった数字のこと)が多いのは、「誰にも言えない」ことが原因のひとつと言われています。

警察・病院・その他専門家(もいます)と連携しながら被害にあった人を支えてください。

 

次回は、『思いがけない妊娠からの出産』について書きたいと思います。

 

 

【参考文献】

法務省 法務総合研究所(編)『平成29年版 犯罪白書 ~更生を支援する地域のネットワーク~』

伊藤 詩織(著)『Black Box(ブラックボックス)』株式会社 文藝春秋

吉川 景都(著) 宋 美玄(原案・監修)『踊る産科女医』株式会社 小学館

 

 

※こちらのブログは、参考文献および個人の経験・見解をもとに書いています

 

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