
退職したときの雇用保険
【相談例】
会社を退職したら失業保険(給付)がもらえるって聞いたんですけど・・・
会社から何かアクションがあるわけでもないし、そもそも雇用保険に入っているのかもわかりません。
3月末に勤めていた会社を卒業された方なら、そろそろ会社から「何か入っていそうな封筒」が届いているかもしれませんね。まずは、開けてください。
雇用保険について
会社員が入っている保険のなかで、けっこうメジャーかな?なんて思っているのが雇用保険です。
働く人のセーフティーネットとも言えるでしょう。
加入する基準(目安)ですが
(1)1週間の所定労働時間が20時間以上であること
(2)31日以上の雇用見込みがあること。
フルタイム勤務でなくても当てはまる人、多いのではないでしょうか。
ときに「うちの会社は入退社が多くて手続きが大変なので、正社員しか雇用保険に入れていません」という会社がありますが、いやいやいや。
基準を満たせば、アルバイトだって入れますからね。
もしも前述のような理由で入っていなくても、原則2年までは遡って加入することができます。
雇用保険の加入については、厚生労働省のホームページ(雇用保険制度ページ)に載っています(詳しくはこちら)。
失業給付の手続きをしよう
退職する前、2年間に働いた日数(賃金が払われる基礎となった日数)が11日以上ある月が12か月以上ある場合、今仕事をしていなくて「働きたい!」意思と、いつでも仕事ができる心身がある人は、雇用保険の失業給付を受けることができます。
ただし
・会社が倒産したり解雇(自分の責任による重大なもの以外)された人(特定受給資格者と言います)
・やむを得ない理由があって退職した人(特定理由離職者と言います)
この人たちは退職する前、1年間に6か月以上被保険者期間があれば、失業給付の手続きをしに自分の住所管轄のハローワークへ行きましょう。
今日からできること
退職後は余裕を取り戻すことプラス、事務手続きは早めにやっておきましょう。
1.自分の住所管轄のハローワークへ行く
失業給付が受けられるとわかったら、必要なもの(離職票とセットでパンフレットが届く場合が多いです)を持って、早めに行きましょう。
2.退職~次の仕事までのスケジュールを作る
私は面談のとき、具体的な期間やアクションを考える『○○(退職や転職)カレンダー』を作ります。
「一人だと気が重い」ときには、相談室にぜひいらしてくださいね。
※こちらのブログは、個人の経験・見解です
※制度は変更になる場合がありますので、現行のものを確認してください
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