営業鬼将軍の教え
先日、お世話になっている社長と一緒に、打合せをしながらお茶をしていました。
とても美しい箱に入っているお菓子を出してくださり、社長が「とってもきれいな箱ね!リボンも高級感があるサテンだわ」と言っていたとき、ふと思ったことが「開ける前のワクワクも商品に含まれてるんだな」です。
芋づる式に思い出したのが、私がかつて働いていた職場の上司(営業のトップ経験者。以下、営業鬼将軍)のことです。
自分を買っていただく
営業鬼将軍ですが、人事異動の前から社内で「北○の拳に出てくるラ○ウのようだ」と噂される人でした。
実績は申し分なく、見た目は大柄で大声、私も部屋に響き渡る声で呼ばれた記憶があります。
営業出身というだけあって、マナーにはとても厳しい人でした。対応すべく、当時読んだ林田 正光さんの著書『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』は、来客・お茶出しなど随所に生かされました。
ある日、営業部の社員研修に使う「秘伝書」の印刷を指示されました。
原稿をチラッと読むと、「自分を買ってもらえ」というワードが目に飛び込んできました。
営業として、身だしなみはもちろん提案に必要な知識を得るなど日々自分を磨き、お客様の前に立つことの重要性を50項目以上説いていました。
当時の私はデスクワークが中心のため、営業のノウハウはピンと来ていませんでした。ですが、文章がおもしろかったので恐れ多くも「秘伝書ください」と言った結果、快諾を得ることができました。
お客様との接点をデザインする
社長との打合せ&お茶で得た気付き、営業鬼将軍&秘伝書のことを思い出してからは、「お客様との接点」を一層意識するようになりました。
最近着手したのはオンラインショップです。まだお目にかかったことがない方とも、グッズを通じて接することができる大事な場所です。
画像は、一番売れているグッズたちです。
ワークブックとノートは、まとめて買ってくださるお客様が100%のため、セットを作って送料を一冊分におさえることができました。
グッズをただ送るだけではなく、スマートレターにオリジナルシールを添えたり、封をするクラフトテープのデザインにこだわるなど、「開ける・使う前のワクワク」も提供できればと工夫を楽しんでいます。
自分ブランドのはじまり
営業鬼将軍の秘伝書を読み返してみると、最終的には「自分というブランドをつくる」「お客様との接触ポイントをデザインする」ことを説いているのではないかと思いました。
50項目を超える技を身に付ければ、どんなコンテンツでも売ることができます。
営業鬼将軍という威厳は伊達じゃなかったです。
※こちらのブログは、個人の経験・見解です
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