
キャリアコンサルタントの仕事・やっていること
自己紹介で「職業はキャリアコンサルタントです」と言うと、「それはどんな仕事なんですか?」とご質問いただくことがあります。
横文字(汗)で、イメージしにくいかもしれませんね。
一言であらわすと「国からキャリアコンサルティングを任された人」です。
専門的な言葉で難しく感じる人もいると思うので、私は「仕事や家庭といったキャリア(人生)設計のお手伝いをする人」とお伝えしています。
2016年4月1日以降、「キャリアコンサルタント試験」という国家試験に合格後、登録することで「キャリアコンサルタント」の名称を使って活動できるようになりました。
厚生労働省のホームページ(詳しくはこちら)によると、全国のキャリアコンサルタント登録者数は41,842人(平成30年度末時点)です。
受験時代から学んだことをベースに、独自性もプラスしながら活動している人もいると思います。
今回のブログでは、キャリアコンサルタントの仕事・やっていることをお伝えします。
キャリアコンサルティングとは
キャリアコンサルタントが国から任された「キャリアコンサルティング」とは・・・?
現時点で最新の『平成30年版 厚生労働白書』によると、定義は以下のとおりです。
(1)キャリアコンサルティングの概要
キャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」(職業能力開発促進法第2条第5項)
【引用文献】
厚生労働省『平成30年版 厚生労働白書』
第3章 女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画
307ページ「12 キャリアコンサルティングの活用促進」1~3行目
活動している場所・やっていること
キャリアコンサルタントが活動している場所ですが、十人十色です。
私の周りには、企業や大学の一員、個人事業主(フリーランス)としてキャリアコンサルティングをする人がいます。
私の場合は個人事業主として、以下のことをやっています。
・企業など団体から依頼を受けてセミナーをする
・大学で就職支援(ご相談、エントリーシートの添削、面接練習など)をする
・個人のご相談を伺う(詳しくはこちら)
・イベントを主催して、キャリア(人生)設計のヒントをお伝えする(詳しくはこちら)
ご相談を伺うときは、キャリアコンサルタント試験で学んだ「カウンセリング・プロセス」がベースになっています。
「どのように相談を進めていくのですか?」とご質問いただくこともあるので、ブログ上の画像が参考になれば幸いです。
キャリアコンサルタントに相談する意味
以前見た統計で、「困ったときに相談する人」として多かったのは、友達など身近にいる人でした。
私も、キャリアコンサルタントという資格や職業を知る前は両親や友達に相談していました。
しかし、込み入った問題(例えば職場で労働基準法違反やパワハラがある)が出てきたとき、専門知識を持っている人でないと対応できない場合があります。
個人的には「私が相談したことで、負担を感じていたらどうしよう」という心配もありました。
そんなとき、キャリアコンサルタントに相談する意味(価値とも言う)があります。
キャリアコンサルタントには守秘義務、信用失墜行為の禁止義務が課せられていますし、5年ごとの更新があるので継続的に訓練されています。
「カウンセリング・プロセス」を身につけているので、相談者さんが考えていることや課題を一緒に整理していくことができます。
ぜひ、あなたのキャリア(人生)をサポートする「チーム・○○(あなたのお名前)」の一員に加えてください(^^)
※こちらのブログは引用・参考文献、個人の経験・見解をもとに書いています
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