仕事のポイント5つ


キャリアコンサルティングで使う、仕事のポイント5つは望む仕事の枠組みです。

 

私が会社で労働条件通知書をもらう・作る立場になり、特に大切だと実感したことは5つあります。

1.仕事の期間

2.仕事の時間

3.仕事の内容

4.仕事の報酬

5.休日

 

開業した今も、仕事のポイント5つを決めてから、業務委託(変更)契約書を作っています。

働き方が変わっても、大切なことは同じでした。

仕事のポイント5つ

1.仕事の期間


望む仕事の大枠と言えます。

 

いつからいつまで働くのか、考えるターニングポイントは6回ありそうです。

1.学校卒業

2.契約更新

3.休職

4.退職

5.転職

6.結婚などのライフイベント

決める、書くこと

・仕事を始める時期

・仕事を終える時期

・就業形態(正社員など)

・優先順位(私の仕事のポイント●位)

2.仕事の時間


望む仕事の中枠と言えます。

 

まずは、始業時刻(仕事スタート)と終業時刻(仕事ゴール)を決めましょうか。

往復の通勤時間も合わせると、仕事の時間は何時から何時までですか?

 

残った時間には、食事や睡眠など生きていくために必要なことが入ります。

やりたいことをやる時間も確保したいですね。

決める、書くこと

・始業時刻

・終業時刻

・休憩時間

・所定時間外労働(残業)の有無

・往復の通勤時間(大まかな時刻)

・優先順位(私の仕事のポイント●位)

仕事の時間

※実働8時間ちょうどの休憩時間は45分です

3.仕事の内容


求人情報や労働条件通知書には「事務」と一言だけ書いてあることも。

実際は、一言でまとまらないほど色々な仕事をしていますよね?

 

望む仕事の内容は、やることを全部書くつもりで箇条書きしてください。

「私の●●の力を発揮できて楽しい」など、仕事中に味わいたい気持ちも書いておきましょう。

 

今の仕事の内容も箇条書きしておくと、望む仕事の内容と見比べるとき、転職の応募書類を作るときに役立ちます。

決める、書くこと

・業種(製造業など、会社の仕事の種類)

・職種(事務職など、相談者さまの仕事の種類)

・仕事の内容

・仕事中に味わいたい気持ち

・優先順位(私の仕事のポイント●位)

労働条件通知書の仕事の内容欄

【出典】

厚生労働省ホームページ

労働条件通知書【一般労働者用】常用、有期雇用型

https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001161403.pdf

を加工して作成

4.仕事の報酬


望む仕事の報酬(毎月の手取り)はいくらにしますか?

生活費1か月分をざっくり把握すると、必要な金額がわかります。

 

生活費1か月分と、毎月の通勤費を合わせた金額を書いてみてください。

残業代は毎月変わる可能性があるので、一旦保留です。

決める、書くこと

・毎月の手取り(生活費1か月分+毎月の通勤費)

・優先順位(私の仕事のポイント●位)

毎月の手取り(銀行口座の入金額)

5.休日


仕事の時間(ポイント2)を決めると、1日の生活リズムが見えてきます。

 

次は、1週間の生活リズムを決めましょう。

毎週の休日は何曜日がいいですか?

 

休日は、やりたいことをやる時間を多めに確保したいですね。

あなたの理想の休日の過ごし方も書いてみてください。

決める、書くこと

・毎週の休日の曜日

・理想の休日の過ごし方

・優先順位(私の仕事のポイント●位)

参考資料.モデル労働条件通知書


厚生労働省が公開している、モデル労働条件通知書です。

特に大切な働く条件が載っているので、会社が社員に渡すことが労働基準法第15条で定められています。

労働契約書を兼ねた、労働条件通知書兼労働契約書を渡す会社もあります。

【出典】

厚生労働省ホームページ

労働条件通知書【一般労働者用】常用、有期雇用型

https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001161403.pdf

を加工して作成

 

【仕事のポイント1~5の参考文献】

厚生労働省ホームページ

労働条件通知書【一般労働者用】常用、有期雇用型

https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001161403.pdf

(2025年5月5日閲覧)